ロマンティックヘアー | なごちゅう。

ロマンティックヘアー

毛は、奥が深い。


えっと「冒頭からこの人は何を狂っているんだろう」という人ははじめまして。のび太です。

あ「今日もやっぱり頭おかしいな」という人はいつもありがとうございます。お久しブリーフ、のび太です。


そういう訳で、今日は毛のお話です。

ところで「毛」というと何を皆さんは想像するでしょうか。

ある人はふさふさとたっぷりと蓄えた黒髪を想像したり。

またある人はペットの毛を想像したり。

あるいは温水洋一だったりするかもしれませんね。

このように想像する対象は様々です。また、さらにはそこに含まれるエピソードも次のように千差万別であります。


【ケース1】
女「マスオさんアナタ、浮気してるでしょ」

男「えぇー!?そ、そ、そんなことないよー」

女「じゃあこの長い毛は誰のよ?」

男「そ、そ、そ、それは誰かの陰毛だよ!じゃなかった陰謀だよ!」


【ケース2】
少年A「磯野ー、お前もう毛生えた?」

少年B「おいおい中島。僕を見くびってもらっちゃ困るよ。ジャングル大帝磯野とは僕のことだよ。」

少年C「毛ってなにですかー?」

少年B「それはね、大人の階段だよ。」


【ケース3】
温水「育毛♪育毛♪」


毛という言葉に文字通り絡みつく様々なエピソード。
そこには愛、憎しみ、夢、希望、ロマンが含まれているんです。

そう。聡明な読者の人なら気付くはずです。


そっか…。毛ってドラマなんだね(ハニカミ)。

まぁそれでもなお「ドラマも何もない。ただ毛という事実があるだけ。」なんていう夢もロマンもない人は、毛が全部なくなってしまえばいいです。
きっとなくなったらそのドラマが何たるかが分かります。


僕の高校の時の英語にK先生っていう方がいたんですよ。

その先生は結構若いし、英語も喋れるし、背が高くてバスケ上手いし、音楽だってやってた。


でも毛がなかった。


K先生「毛ってね…なくなって初めて、大切さに気づくんだよなぁ。」


先生の「だよなぁ」の響きの中に、僕たちは毎日ドラマを感じていたものでした。

やっぱり、禿げると終わりだな、と。

※現代医療で薄毛は治るそうなので、そうなる前にお医者さんに行きましょう(CM情報)



えっと、ちょっと話がそれましたね。

それでね、実は先日、通勤電車の中でもドラマがあったんですよ。


揺れる電車で僕は、わき毛を見ていました。


えっと、唐突にこう書くと通報されかねないので、順を追って説明しますね。

朝の電車で僕はボーっと座ってたんですけどね、前に女子大生たちがいたんですよ。

なんかいい匂いするし、若者っぽいカニミソトークをしてたわけです。

それでちょっと好奇心でね、顔を見るじゃないですか。

そしたらまぁ、ポケモンだったら属性にポイズンとか入ってそうな容姿。反町もビックリ。

そんなポケモンが合コンのダメ出しなんてしてるもんだから余計ゲンナリしてね。

なんだかブルーな気持ちになったわけです。


ところが衝撃のビックウェーブはこの後だった。

ふとシャツのスソからワキが見えたんですよ。


ジ ャ ン グ ル 大 帝 レ オ!



このポケモンの属性はポイズンとジャングルだった


眠気飛びます。


まだね。剃って伸び始めとかなら分かりますよ。

「フム、なかなかいいごま塩具合。どれちょっとペロリと塩加減を確かめてみましょうか。」

となります。

しかし最早これはそんな次元とは違う。ガチで、毛。

ちょっと山登り行こうぜ、って連れて行かれたらチョモランマだったくらいに。ガチ。


しかし、ちょっとまだ早まりすぎかもしれない

もしかするとこの人のわき毛は何か理由があるのではないだろうか。


冒頭でも言った通り、毛はドラマなんです。

もしかするとこのワキ子(仮名)にも、わき毛に関する深いドラマがあるのかもしれない。

男「ワキ子。別れてくれ。」

ワキ子「どうして!?○○君!理由を教えて!」

男「実は…。」

ワキ子「実は…?」

男「俺、わき毛フェチなんだ。」

ワキ子「私、生やすわ。」

男「ワキ子!」

男を狙う女「く、悔しい!もうちょっとだったのに!私ももっと生やすんだから!」

男、ワキ子、男を狙う女の三つ巴の愛憎劇!次回、衝撃のクライマッ



や っ ぱ そ ん な 訳 な い 。


そんな人間いたらやっぱ頭おかしい。

しかしホントね。君もまだ若いんだからそうめんどくさがらずにね、香水とかつける前にわき毛を処理しようよ。

男を語るのはいいが、そのモジャモジャをどうにかしてからにしようじゃないか。

と、よっぽど教えを説いてあげたいのはマウンテンマウンテンだったんですけどね。

ワキを見るために僕が余りにも直視していたせいか、気持ち悪がってどっか行きました。

ワキ子「何あのリーマン。私のことずっと見てて。マジキモかった。」

ワキ子の友人「もしかしてワキ子に一目ぼれしたんじゃない?」

ワキ子「えーやだよ。あんなキモいの。」


そんなやり取りがあったのかもしれません。

こうしてまた一つドラマが生まれました。ガッデム!