思い出は濁流と共に流れて①
雨降りすぎ。梅雨前線壊れちゃってんじゃないの?って勢いの最近ですね。
シャツ濡れブラ透けがHOTな季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。お久しブリーフ、のび太です。
梅雨の終わりの大雨は毎年のことですが、今年は凄い。ハンパない。
どれくらいハンパないって、会社に行ったら会社の周りが池になってた。
いやもうね、通勤するのに池の中を横断するってそれどんな河童って感じなわけで。
朝から革靴ジャブジャブいわせて非常にブルーになりましたよ。
それでそんな池を横断して、会社の前で靴の中の水を出してたらですね、女子高生が「わー」とか言いながら嬉々とした表情で自転車で池を駆け抜けていくじゃないですか。
そんな光景を目の当たりにして、
「ほう、若さあふれて大いによろしい!それで、ブラは何色かな?」
じゃなかった
「確かに中学とか高校の頃は、大雨の日とか、その後とかって意味も無くテンション上がってたなぁ。」
って思い返されたんですよね。
僕が中学生のときのことです。
僕、N君 そしてH君は同じ部活の三人組でした。
類は友を呼ぶなんていいますが、そんな類友の僕らは等しく仲が良く、等しく頭が悪かった。
その中でもN君はなかなか強烈で、何処からか仕入れたバイブを学校に持ってきては女子部員に見せて喜ぶ変態でした。
流石の僕もちょっとそこまではムリで、せいぜいそのN君のバイブを女子部員の鞄にコッソリと忍ばせるくらいのものでした。
ところが、H君は僕ら二人とはちょっと違った。
僕ら三人で学校帰りに「フェティシズムがいかに素晴らしいか」を議論していたときのことです。
僕「おっぱいこそ全て。人はおっぱいなくして生きてゆけない、そうじゃない?」
N君「いーや違う。それはまだフェティシズムじゃない。真のフェティシズムはもっと奥が深い。」
僕「えー意味が分からん。Hは?どう思う?」
H君「え。女子の部活後の汗と、8×4の混じった匂いがいいと思う。」
僕&N君「ふ、深ぇぇぇぇ!」
仮に変態を海に見立てるなら、僕とN君は波打ち際でチャプチャプするソレでした。
それに対して、H君はフルチンでその大海原を優雅に漂う変態でした。
僕とN君は、二人でよくH君の将来を心配したものです。
しかし、H君が僕達と決定的に違っていたのは、単純に変態の度合いではないんです。
彼はシャイボーイでした。それも強烈な。
例えば、僕とN君が部活の後にバイブで盛り上がっているときにもですね。
H君はそこに女の子がいたら決してその輪に入ってこようとしませんでした。
そんなときはちょっと離れて、ひっそりと静かに、漂ってくる女の子の匂いを嗅ぐようなシャイボーイっぷりを発揮していたものです。
僕「Hは、このままじゃあ彼女できんで。」
N君「そうで、もっと積極的になれっちゃ。」
H君「うっせぇ。お前らだって彼女できとらんじゃ。」
僕&N君「うっせぇ。」
そんな感じですから僕らに彼女なんてできる訳も無く。
僕らのリアル中学生日記は男三人で横チンをハミ出しながら「彼女欲しい」と言うだけの酸っぱいものだった訳です。
ところが、夏休みを目前に控えたある日のことでした。
H君の口から衝撃の告白が出たのです。
H君「俺、○○に告白しようと思っちょる。」
僕「H!お前自分が何いいよるかわかっちょるか?」
○○というのは僕らの部活の後輩で、結構可愛い子でした。僕も妄想の中でよくお世話になったものです。
H君「それで、今日部活の帰り告白するけぇ、一緒に帰れるようなんとかしてや。」
あれ、なんだろうこの中途半端っぷり。
とまぁ、果たしてヘタレなH君に告白ができるのか。
文字通りH君の命をかけた告白が僕らの青春の一ページとして刻まれるわけですが、こんなところで次回に続きます。