今宵ダシ汁に満月を浮かべ、妖怪と星空のワルツを。
お久しブリーフ、のび太です。
温泉、つかってきちゃった☆お肌プルプル♪
なんだか気持ち悪い感じで始まってしまいました。
すいません。
いやね。
先週言った通り、打倒妖怪カタコリとシャレこんで温泉行って来たんですよ。
男12人で。
男12人て。
文字にするとこれまた気持ち悪さがひき立ちますな。
男だらけのムチムチ温泉おいなりさんブラブラツアーとか言うとね。
これはもうこの世のモノとは思えない気持ち悪さ。
12人並んで湯に浸かる絵は、まさしく平成の地獄絵図。
分かります。
そうでしょうな。えぇ。
しかしね。
男同士ってのは悪いことばかりじゃないんですよ。
と、僕は思います。
いや、別に強がってないよ。
まぁ確かにね。
男だらけってのは気持ち悪い。
それは悲しい現実。
例えば湯に浸かった時もね。
わーお湯がヌルヌル。
皆のダシ汁かしら。
とかナチュラルにそういう発想になりますわな。
でもね。
そんなダシ汁で顔でも洗ってね。
皆で下らない話でもするとさ。
なんだか安っぽい満足感を感じるんですな。
あぁ、なんかホッとするな。って。
ダシ汁って、凄いね。
いや違う。
ダシ汁は重要じゃない。
そう。
男同士の裸の付き合いって部分ですよ。大切なのは。
一緒に風呂に入るってのは何か一線をこえて仲を深めるモノがある訳でね。
そういうのってやっぱ同性同士じゃないと得られないでしょう。
だから多少気持ち悪さは漂ってもさ。温泉ってのは男同士がいいんですよ。
目を閉じてイメージして欲しい。
露天風呂に浸かりながら、見上げれば満天の星空。
裸の付き合い、そして談笑。
そしてダシ汁。
いや、だからダシ汁は余計だろって。
ダシは出さない様に頑張れって。
ヌルめのお湯に浸かって語り合う、アツい将来の夢。
宴会の酒も多少効きながら、言う事はデカくなり。
「俺さ、将来は海外勤務希望なんよね。海外で色んな世界を見たいわ。」
「アツいな!…じゃあ俺は、社長になる。」
「お前が社長じゃ二分で会社潰れる。」
「ウルセェ。」
「アッハッハ。」
「ハハハ。楽しいなぁ。ダシ汁美味しいなぁ。」
いや、だからダシ汁は余計なんだって。
ダシを出すな。
あれ。
なんだろう。
このダシ汁のしつこさは。
も、もしや。
「どうも、妖怪汁です。僕の仕業でした。ダシ汁飲む?」
あれ。なんだこのオチ。
ヒドいな。
まぁなんというかさ。
妖怪に始まり、妖怪に終わった今回の温泉旅行。
その温泉旅行にはね。
妖怪の仕業を感じさせるほどの気持ち良さがあったんだよね。
これぞまさしく有馬。
いや、言うなれば有魔だね。
ってことで。
うまくまとまりました。
「全然うまくないよね。もう少しうまいダシ汁飲んで修行したら?」
そうします。
それではまた。