曖 and 昧
11月になっちゃいました。
いやー季節は秋真っ盛り。
実りのシーズン到来といった感じで、農家の方は農作に、一般家庭は子作りに大忙しといった感じでしょうか。
どうも。
今日は卑猥さを季節感漂う感じに仕上げてみました。
お久しブリーフ、のび太です。
ところで秋のことわざといえば。
「女心と秋の空」
なんてありますよね。
変わりやすい曖昧な様子を指してよく言われます。
しかしこの曖昧なモノってね、実は世の中には意外と多いんじゃないんですかね。
その最たる例が、モノの価値っていう指標。
例えばアンパン一つとっても。
食後の満腹気分の人と、ダイエットバリバリ爆走中の人とでは重みが全然違う。
もしくはアダルトビデオにしてみれば。
する前のギラギラした気分でレンタルするときと、した後の悟りでも開いた気分で返却するときとではもう雲泥の差。
同じモノとは思えない。
こんな感じで、価値ってのはホントにケースバイケース。
つまりある意味では曖昧な訳です。
そういう訳で、今日のテーマは「曖昧さ」。
コレでいきましょう。
例えば僕のスーツ。
僕はまぁなんというかありふれたTHEサラリーマンってやつでして。
このサラリーマンという職種はね、会社という城を護るために日々スーツに袖を通して社会という名の戦場で戦い抜いているわけです。
いわば平成のチョンマゲソルジャー。
すなわち、スーツは戦闘服といっても過言ではないでしょう。
例えばさ、ドラゴンボールでナメック星とかで宇宙人がラバー製の戦闘服着てたじゃないですか。
あれって、戦う宇宙人だから戦闘服がラバー製な訳でね。
もし仮にサラリーマンが登場人物なら、そらまぁ皆ナチュラルにスーツ着て戦ってますよ。
クリリン「俺そっちの肩パッドがついてないスーツの方がいいな。」
ベジータ「こっちはプロトタイプのスーツだ。AOYAMAの08年のラインナップは全部こんな感じだ。」
吾飯「でもクリリンさんこれ凄く動かしやすいですよ。さすがPRADAは違いますね。」
場面は分かる人だけ分かってもらえればいいです。
まぁとにかくそんな戦闘服として認識の高いサラリーマンにとってのスーツ。
もちろん僕もそれは例外ではない訳でしてね。
そりゃ戦闘服ですからスーツに関しては多少背伸びしてもいいものを買ったつもりな訳です。
そしたらですよ。
先日友達とスーツの話題になってですね。
どこどこのスーツがいいなーとか、いつか欲しいなーとかって話になってたときにね。
同期「のび太のスーツさ、なんか色変じゃね?それジャスコ?」
えっと。
目ん玉一回洗ってこい。
どう見てもさ、これはそういうクオリティーじゃないでしょうが。
「それジャスコ?」ってうん、なんだか語呂はいいよねってそうじゃないよね。
これがジャスコで売ってあったら巷の小中学生は皆相当金のかかった服着てますわ。
あ、もしかしてそれとも僕が着てるからそうなる訳ですかな。
ふむ、服だけなら良さそうと。
僕が着ると、ほう。ジャスコ。
なるほど。それなら納得がいく
訳ないでしょ。
こっそりスーツのポケットに納豆詰め込んでやる。
ガッデム!
それでまた別の日にですよ。
仕事終わって寮に帰ってきたら、寮の玄関付近がなにやら人ごみになってましてね。
見ると玄関がスーツだらけのスーツパラダイス。
どうやら近くの紳士服屋さんが、出張販売に来ていたようでした。
しかしこれがどう見ても怪しい。
やたらいいスーツを着てニヤニヤする店主っぽいオッサン。
そしてあたり一面の「激安!\10,000~」とか「二着で○○円」みたいなポップ。もちろん手作り。
もう怪しさの極みですよコレは。
こういうのはスルーに限ります。
ってことでそそくさと通り過ぎようとしたそのときにね。
オッサン「お兄ちゃん帰ってくるの遅いなー。残業ご苦労さん。」
僕「あ、ども。」
あぁ、やっぱり絡まれた。
なんというか僕はこういう絡みにめっぽう弱い。
アンケートの類から、勧誘、宗教と幅広い適応能力があるようで、その類の人々から絶大なラブコールをよく受けます。
基本的に無防備ですからね。口とかよく開いてるし。
オッサン「こんな時間まで残業してたの?」
僕「いや、寮からちょっと会社遠いんで。帰るの遅くなっちゃうんですよね。」
オッサン「大変やなー。頑張ってや。ところでいいYシャツ着とるなー。分かるよ。」
僕「いやーそんなお恥ずかしい。」
まぁね。
このYシャツ、ユニクロ。
謙遜とかじゃなくて普通に恥ずかしいわ。
というか、褒めるのもヨリによってYシャツ?
ねぇねぇスーツは?靴は?
あれ。
なんだか泣けてくる。全然悲しくないのに。
更年期障害かしら。
ガッデム!
まぁとにかくさ。
大枚はたいて買ったスーツもそこら辺の量産スーツにされたり。
ユニクロで買ったYシャツも高評価されたりね。
冒頭でも言いましたけど、結局モノの評価なんてのは曖昧なんですよ。
そして大切なのは、僕達はそんな曖昧なモノに囲まれて生きてるってこと。
そんな訳だからさ、そりゃ生活にも曖昧さが溢れてくるのも自然の摂理。
水に浮かべた白と黒もほっときゃ混ざってグレーになる訳で。
結局最終的には曖昧なところに落ち着くんですよ。きっとね。
だからさ。
課長「のび君、君の報告書ってさー。曖昧。"~だと思われる"って表現多用しすぎ。」
いやね、課長。
なんなら課長の為にもう一回スーツのくだりから説明しましょうか?
まぁアレだ。
女心も秋の空もそうだけど、社会も、そして僕の報告書も曖昧だってこと。
まぁそんな訳です。
今日言いたかったのはそれだけ。
それではまた来週。
か再来週ぐらいだと思われる。
そしてこのブログの更新頻度も曖昧だってことですね。