なごちゅう。 -2ページ目

黄昏サンデーイブニング

ども、日曜日の夕暮れの憂鬱と共にこんばんわ。のび太です。

皆さんお元気?



さぁ、刻一刻と日曜日が失われつつあるこの夕暮れどき。
気分はゴーイングブルーマンデー一直線という感じでして。


THE 現 実 逃 避


僕「まだ行かなくていいじゃない。もっとゆっくりしなよ」

日曜日「そうね、もう少し、一緒にいたいけど・・・でも、もうお別れ。ね。」

僕「待ってくれ、待ってくれよ!もう少しだけでいいから!」

日曜日「さよなら」

僕「日曜日!!」






月曜日「よっ。」

僕「よっじゃねぇよ。」

月曜日「どんまい。」

僕「うるせぇ。」




なごちゅう。-日曜日の憂鬱



THE 現 実 復 帰



まぁとにかくそんな感じで日曜日の夕暮れは憂鬱なわけです。

また明日から激動の日々ですなぁ。。。




グダグダついでに最近のBGM。




やっぱ何度聞いてもいいわ。

また気が向いたら更新します。

ばいちゃ。

パイオツカレーション

ども。おひさしブリーフ、のび太です。



始まれば必ず終わりがある様なもので。


出会いと別れがセットかのように、日々新しい人に出会い、別れていくのです。



「野比、いつになったら一緒におっぱい揉みに行けるんや。」



出会うたびに僕に優しく勧誘してくださったソフトヤクザみたいな先輩Tさん。

そのTさんが、先日異動で営業に飛ばされてしまいました。


なんだか技術から営業にジャンピンなんていうととてつもない左遷のような気がして、

その話を耳にしてから、その先輩との思い出を思い返すと蘇るセピア色の写真。



鮮やかな夕焼け色に染まりながら、

そういえば、胸ぐら掴まれてすごまれたっけ。


夕焼けが目にしみたなぁ。


そうそう、壁を蹴りつけながら「どないすんねんオラァ」って怒鳴られたっけ。

「いつ答えれんねんア?」って、おんなじこと何度も聞かれたっけ。




思い返されるバイオレンスandバイオレンス。


えっと、軽くノイローゼになりかけました。



全然セピア色でもなんでもないよね。ただの黒歴史だよねソレ。



でも、喉元すぎればなんとやらで。


まぁ色々と言われたけど、それも経験だよね。

成長できたよね。




って思えるドMってやっぱ凄い。人生得するわ。




とにかく思い返すと色々とありました。


それでも、最後に会ったときに交わしたやりとりで



僕「移動先では何のお仕事されるんですか?」


先輩「ん?大声出すねん。」


僕「ぴったりですね。」


先輩「せやろ。」




せやろ、と言いながらニカっと浮かべた笑顔は、なんだかいつもより悲しくて。


お世話になりました。というのが精一杯でした。



先輩「野比、出世したかったら、俺みたいになったらあかんで。」



僕が微妙な顔をしているのを察してからか、いつもの調子で笑顔で一言



先輩「帰ってきたら、二人で夜遊びいこか。」





ははは。

遠慮しておきます。





どうもお世話になりました。


なれない環境で大変でしょうが、頑張ってください。


僕もぼちぼちやります。




また一週間始まりますね。頑張りましょう。


それではまた。さよなライオン。

イケメンと非イケメンの境界線

薄暗いバーカウンター。

佇むは一人の男。


「ブラックニッカ、ロックで。」


「お待たせしました。」


タンブラーにそっと置かれたロックグラス。バーテンの後ろで揺れる明かりが、グラスに映り込む。


「ありがとう。」






イケメンと非イケメンの境界線というのは定義が難しい。

しかし、定義こそ難しいものの、皆それとなく感じるものなのであります。


例えば先の例。



イケメンならきっと、すっとグラスをあげるとカランと悲しい音が周りの女性の子宮を刺激するでしょう。


振り返ればカウンターで一人のいい男。


悲しげなHITOMIにズキュン。チェックメイト。




でもきっとコレが非イケメンならきっと、


すっとグラスをあげるとタンブラーがグラスの底にペットリ。



「あれ、ひっついてきちゃった。」



とか言う独り言は、哀しく店内の雑音に消え行きます。






そう、こんな風にイケメンと非イケメンとは境界線こそぼんやりとしていても、いわばタンブラー一枚のような何気ないもので、哀しくもしっかりと隔てられているのです。






まぁ僕が境界線のどちら側に位置しているかは置いておいてですね。


今日はこの境界線のあちら側にいる僕の知人ISSYくんを紹介したい。




このISSYくん、語学が堪能で、しかも前の彼女が自分のバンドの追っかけだったというエピソードをもつバンドマンというなかなかのスペック。



「この冬出張したときさー、吹雪と黄砂で日本帰って来れなくて焦ったよーハハハッ」



というなんだか全然困ってなさそうなその状況。

いやはや、スマートなビジネスマンとでも言いましょうか。

出張先で現地の人と商談でも進めてきたんでしょう。



「でも吹雪と黄砂って出張ってそれどこよ。」



「ん?モンゴル。」





モンゴル。


あれ、今なんだか境界線が少しちらついたような。



「仕事はうまくいったの?」



「あぁ、テントで、現地のモンゴリアンと酒ばっか飲んでたわ。」





あれれ、またなんだか境界線がちらついたような。




まぁとにかく、境界線のあちら側とだけ言っておきましょう。


それで、先日、このISSYくんが次の週からしばらくイタリアに出張に行くということで、久しぶりあってみると、

あいしなに「ハイ」と笑顔と共に渡される一枚のCD。


ほう。どんな企画の裏AVなのかと期待して、「これナニ?」とワクワク聞くと



「僕が作ったCD」



と一言。FUCK。そんなんどうでもえぇねん、裏を出さんかい裏を。モザイクとったらんかい。


とは言えずに、熱く握手。笑顔で頑張って。




「CD、日本帰ってきたら感想きかせてよ。」



「OK。すぐ聞くわ。」




そしてISSYをつんだ飛行機が無事にイタリアに旅立って、二週間、家帰ってカバンの掃除をしてたのが今日のこと。

ゴソっと底から出てきた一枚のCD。




あぁ、ゴメンISSY。完全に忘れてた。




それで、ひとしきり掃除とか、洗濯とか、ネットとか、ご飯食べて、さぁすることなくなったなぁというタイミングで、まぁ聞いてみようかなとドライブへセット。


だいぶ優先度低いのは気のせいで、今日は忙しかったんです。






うぃぃぃんという、なんだか怪しい音ともに開くは、怪しい曲名の曲たち。


そしてさらにシビれるのは





「時空の流れぬ夜 カラオケ」





か、カラオケバージョン付き。



誰が歌うねん。




まぁまぁ、曲名と中身は完全に一対一で対応しませんから。


きっと心に響くに違いない、案外意外さを感じるに違いない。


と思って聞いてみる。






ふむ。






まぁ、ね。

いいじゃん。

そんな感想とか野暮なこと。


というか、追っかけの元彼女の音楽センスを少々心配せざるを得ない。ということを感想に変えます。





海外出張、バンドに自作CD。


響きはどれも痺れるのに。



それがカッコイイかどうかって、難しいですよね。





また一週間始まりますね。


見苦しくても、泥臭くまた一週間必死こいて働きますか。パンピーの僕にはそういうのが似合ってるわ。YES。



それではまた。さよなライオン。

いつだって理想は儚くて、現実は残酷で、ラウンジは程遠いのです

誰しも生きている限り、心の内面には理想を掲げて生きてるんです。



「もっとかっこ良く/可愛くなりたい。」


「もっと給料稼げるようになりたい」



でも、そこにあるのは現実とのギャップ。


そのギャップは時に残酷で、時に耐え難いものだったりする。




なごちゅう。-現実と理想




例えば僕の理想なんて言えばこうだ。



先輩「野比、今日はとことん話聞いてやるからな。」


そう言いながら、先輩Oさんが微笑んでくださったのが先週の金曜日のことでした。

僕は、「なんていい先輩なんだ。こういう人間にならなくちゃ☆」と思ったものです。


先輩についてゆくこと数十分。ピタリと歩みを止めて指差すは一件のお洒落なバー。


先輩「野比、そこが俺の行きつけの店や。」


最近の僕の運の悪さを考えると、店の門をくぐると外見と裏腹な内装を考えてしまいましたが、なんてこった。

内装までバッチリ、嬉しいことに期待を裏切られました。





でも実際にはこう。



先輩「野比、今日は帰さへんで。」


そう言いながら、先輩Oさんがニヤリと笑いかけながら、僕は硬直した片頬を上げて笑顔をつくったのが先週の金曜日のことでした。

僕は、「完全に終わってます。こういう人間にならないようにしなくっちゃ☆」と身をもって痛感したものです。


先輩になかば強制的につれられてゆくこと数十分。ピタリと歩みを止めて指差すは一件の民家。


先輩「野比、そこが俺の行きつけの店や。」


あぁ、どうみてもスナックです。本当にありがとうございました。


そして最近の僕の運の悪さを考えると、店の門をくぐると店の外見にヨロシクなおばちゃんがコンバンワしそうだなんて考えていましたが、なんてこった。


オバアチャンでした。


内装もまた昭和で、悲しくも期待通りでした。







拝啓お父さん、サラリーマンって、大変なんですね。


最近やっとわかりました。ちょっと理想が高すぎたみたいです。





それでも、スナックじゃないにしてラウンジくらいにしてよと、せめてそれくらいの理想は叶えてよと。


と声を大にして叫びたい気持ちを抑えつつ、

また明日から一週間頑張ろうかと思います。



それではまた。

シックスセンスチャイルド

頑張りすぎないように、頑張る。


それが僕のプチ座右の銘の様なもので。



まぁ言い換えれば「明日できることは明日する。」という緩いスタンスにたゆたいながら日々を流浪する生活が望みな訳です。





まぁでも現実はそうも甘くない。too bitter。





結局明日からも残業&残業の修行が始まるのかと思うと・・・オラ、わくわくしてくっぞ!


というサイヤ人の様なドMだったら僕はどんなに幸せでしょうか。神様、僕をもう少しだけドMに・・・じゃなかった。それは別にいいわ。



えっと、実は今日はそんな激動のような毎日で体を痛めた先輩の家にお見舞いにお伺いしたわけです(今日の内容ここから)



僕、同期、後輩の三人で行くことになりました。


しかし、僕(26歳)、同期(27歳)、後輩(26歳)の大の三人が集まっても、こんな場合にどんな気の利いたお見舞いの品がいいかも思い浮かばず。



何か探そうととりあえずドンキでうろうろ。

各自思いついたものを持ち寄ろうと決め、はい解散。小一時間。はい集合。



同期が迷い迷った雰囲気を出しながら、チョイスしたものを差し出しながら一言。



同期「コレ、かなぁ。」



そういっておもむろに取り出すは大人のおもちゃ。



えっとね、帰っていいよ、君。






そう言いながら、僕は後ろ手にアイドルの写真集。



後輩は何故かスリッパ。






なんというか、僕達には決定的に何かが足りない。何かが…何かが足りない気がするんだ。


そうだね、常識だね。




それで結局ドンキの近くのお菓子屋さんで、洋菓子を購入。


最初からそうしようぜ。







そして先輩宅へ突入。





奥さん、綺麗。


子供、可愛い。


先輩、太りましたね。っていうか元気じゃん。





まぁなによりです。





しかしここの子供。





奥さん「ほら、〇〇ちゃん、こ・ん・に・ち・わは?」


子供「んー」


奥さん「照れちゃってー」


僕「可愛いですねぇ」


子供「・・・い。」


僕「なぁに?」




子供「こわい」




ええええええええええええ。





子供ながらにしてなかなかの感のよさ。


そうそう、おじさんたちは変態なんだよ。


って、ちょっと待って。




満3才ながらにして、僕達三人の異質さを感じ取るセンス。


そして滲み出る僕達の異質さ。





泣けるぜ。




まぁまぁ。でも先輩元気でよかった。

職場復帰まであと半月だそうです。




さぁ、また明日から一週間始まります。体には気をつけましょう。皆さん。



頑張りすぎずに、頑張りましょう。



それではまた、さよなライオン。

小さなハピネスは、ダシ汁と共に溢れて

僕は雨が好きです。

まいど、ナメクジです。


ウソですただののび太です。ども皆さんおひさしブリーフ。


世間は少しずつ春らしさから初夏のような気候へと変わり、ゴーイングレイニーシーズンという雰囲気がジメジメしておりますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ちゃんと風呂場のカビとってる?



こんな季節になると、ネット上のブログでも


「雨サイアク。でも今日思い切って前から気になってたレインブーツ買っちゃいましたルンルン。」


とか


「彼氏と二人で傘入ったけど、すぐビショビショになったよぉ」


みたいな、多分このブログと二万光年くらい離れた雰囲気のOLさんブログで、雨の季節の楽しさみたいなものがキラキラと輝きます。



はっきり言ってしまうと、冒頭からどもナメクジですとか言ってるこんなブログは即刻閉じるボタンで消して、そういうところに言ったほうが精神衛生上好まれます。

それでも

「いいえ、私は台所の隅の水垢が大好きです。だからなごちゅうも大好きです。」

という特異な趣向をお持ちの貴方に励まされて僕は今日も頑張っています。おおきに。



しかしね、先のOLブログのキラキラ感と、このブログのジメジメ感の違いは何なんでしょうね。

僕も一応まだ華の20代。

世間的には20代ってもう少し華やいでるんちゃいますか。



きっと世間の平均的な20代の行動パターンとしてはね、
雨の日でも新品のレインブーツで雑貨屋とかに行って得体のしれないハーブティーとか買ってるに違いないんですよ。


かたや僕といえばサンダルつっかけて近所のドラッグストアで麦茶を買います。あ、伊藤園ね。


いや麦茶のブランドはどこでもいいんです。


ちょっと違いが過ぎませんかコレって。





華やかとは言わないまでも、僕もまだもう少し20代な訳ですから。

もっと世間の20代ライクに生きなければ。

もっとキラキラしなきゃ。





そういうわけで最近、半身浴してます。







キモイ。



なんだか強烈にキモすぎるぞ自分。

こうして文章にするとなんだかキーボードを打つ手がいささかfffff震えddddd出します。




多分OLさんブログだったらね

「今日は半身浴しました。汗がいっぱい出たから、ダイエットになったかなぁ」

みたいな感じでしょう。



しかし僕の場合、

「今日は半身浴しました。汗が湯船に次から次に滴って、なんだかダシ汁っぽかったよ。」





キモイ。



尋常じゃなくキモイよね。

というかこれってほんまに同じ事してんの、って不安になるよね。やっぱなるよね。



やっぱり世の中向き不向きというものがあるわけですから。

世のOLさんの半身浴と、僕の半身浴は多分同じ名前でもまるで別世界のものなんでしょう。


同じことをしているつもりでも、かたや華やいで、かたやジメジメするようなこの違いなんだか羨ましくもあります。



しかしね、

風呂上りにくたびれた部屋着でそのままサンダルつっかけて、近所のコンビニで安いアイスを買ってね。

帰り道で雨音を聞きながらアイスでも食べてるときの幸せは、多分先のOLさんにはわからない。


買い置きしたハーゲンダッツにはない幸せ、105円の安っぽい薄っぺらい幸せってあるんですなぁ。




皆さんの雨の日の過ごし方はいかがでしょうか。


雨の日でも皆さんそれぞれのキラキラした幸せ、安っぽい幸せを見つけてみてはいかがでしょうか。



それではまた。

また一週間頑張りましょう。さよなライオン。

魅惑のメンタルヘルス60min一本勝負

会社の指導で、先日メンタルヘルスに行ってまいりました。



なんだかメンタルヘルスなんていうと、少し精神的にあっち系な人のものだという認識が未だに抜けないくて、

多少気が重くて毎回断りの連絡を入れていたんですがね。


先日、職場の内線に僕宛にかかってきた電話口の受付の女性の声がなんだかセクシーで、

ちょっとメンタルじゃないヘルスも請け負ってそうな雰囲気を感じ取り、足取りも軽やかに乗り込んでいきました。



場所は社内の小さな診療所で、あまり入ることのない扉をくぐると、

小奇麗なカウンターと、綺麗とは言い難い女性が。



ふむ、対照的ですな。



そう思った僕の心の声が届いたのかどうかは分かりませんが、

受付の女性がこちらに気づくと、紙を出しながら「コレに記入してください」と一言。


そして薄々感づいてはいたものの、認めたくない事実としてやっぱりセクシーなあの声の持ち主はこのセクシーとは程遠いおばちゃんな訳で。



ふむ、対照的ですな。



ん、デジャブ?



という、既になんだか不思議な違和感を覚えるあたりもうメンタルヘルスという名のトラップに捉えられてテストにかけられているんじゃなかろうか、いやいやこれはもしや誰かのテリトリーに入ってアツイって言うと魂抜かれr



女性「野比さんこちらへ」


僕「あい」



女性について暗い廊下をすすんで行くと、隙間から光が溢れる怪しげな部屋が。



女性「こちらです。」



扉にかかっている表札には、「本日の担当」の文字と女医さんとおぼしき名前が。



こここれはもしや、むちゃくちゃ綺麗な女医さんとメンタルヘルスという名の魅惑のフィジカルヘルスタイム60min一本勝負のはじまr



開けたらやっぱりおばさんでした。



だよね。



知ってた。



おばさんは、さっき書いた僕の問診票を眺めながら一言ボソリ。


おばさん「少しストレス溜まってきてますねー」


僕「そうですか。」


おばさん「仕事のやりがいがないなって感じたりしますか?」


僕「いや、そうでもないですけど。」


おばさん「そう、将来に不安は?」


僕「今のところは」


おばさん「会社が倒産するんじゃないか不安?」


僕「まぁ感じることはありますね」



おばさん「…やっぱりか。」






えええええええ。


ちょっと待った。今のやっぱりはダメなアレでしょ。ダメなときのやっぱりでしょ。


コラちょっと勝手になにかカルテっぽいのに書くんじゃない。




そしてこのおばさんのなんだか「心配することはないんだよ」的な目。




(気負ったらなんでも辛くなる。気にしなくていいんですよ。)


(もう辛い思いしなくていいんですよ。)




みたいな視線。




お…おばさん…。





えっと。





鼻毛、出てる。





そうなんです、このおばさん哀れな目を僕に向けながら、鼻からは鼻毛が明るくコンニチワ。



ふむ、対照的ですな(3度目)。




その後は、なんだか僕の楽しみである休日の退廃的な生活をダメだしとかされながら、挙句の一言。


おばさん「お風呂で湯船ににつかってないんですか?…それは寿命縮んでるわ。」





縮みません。


コラまたちょっと何書いてる。それカルテになんて書かれてんの僕は。ねぇ。





こうしてやっぱり次回の問診も気重になるのでした。




何につけても健康ありきですから。

体はもとより、心の健康にも気をつけたいものです。


それではまた。


さよなライオン。

ため息豚野郎

フレッシュというのは素晴らしい。



この季節になると、毎年思うことだ。


それは別に大学時代も、大学院のときもそうだったし。

もちろん会社に入ってもそう。



例えば通勤の電車に乗っても、

多分新入社員と思しき集団が談笑してたりする。



嬉々とした表情で、自分の将来や、最近覚えた仕事の話を楽しそうに語りながら


無限に広がる自分の未来の輝かしさを信じて疑わないあのHITOMI。



「不安もいっぱいですが、期待感で溢れています。」



とかシラフで言っちゃうんでしょう。

いいじゃないですか。素晴らしい。



かたや僕の近くの机の先輩Nさんは、会社につくや否や、

僕の一年分相当のため息を一気に吐きながら「あかん。あかん。」とつぶやいています。



そのリアルツイートを小耳に挟みながら、

メールをチェックすると今日もまた気の滅入るようなメール&メール。そして先輩にもらいため息。



やれやれ、今日もまた陰鬱な一日が始まりますわ。






『ちょっと待って。』





僕「ん?あれ?」





『ちょっと待ってよ。』





僕「先輩、今何かいいました?」


先輩「はぁぁぁぁ。いや、何も。」




『先輩じゃないよ。』




僕「先輩、とうとう僕は頭がアレになったかもしれません。」




『頭がおかしいのはもとからよ、でもね、最近は心もダメね。』




僕「どういう事でしょうか?」




『フレッシュが羨ましいって、いつからそんな偉くなったの?朝からため息ついて、いつからそんなに後ろ向きになったのかしら。今日一日はこれから始まるんだから、メール一通の内容なんて、これからどうにでもなるじゃないのこの腑抜けが』




ガガーン。




そうだ、たしかに僕も会社に入った頃はもう少し前向きだったと思う。

なんだか情熱と狂気をミキシングして一気に飲み干したみたいな、

さかなクンみたいな異常なハイテンションで


「ギョギョ!!」


とか言ってたかもしれない信じたくないけど頭イってたかもしれない。


それが最近の電車の中のさかなクン達をぼんやりと眺める僕はもはや完全に生魚。



いつからだろうか。

僕の目が濁り始めたのは。



そうだ、もう少し前向きになって。

ハの口で出すため息も、フの口で出すようにしたら少しはやる気もでるでしょう。



僕「ありがとう、どこの誰かはわからないけど、なんだか元気でました。」





『うるさいんだよさっさと仕事しろ豚野郎。』






という妄想が止まらない、日曜日の夜。



なるほど、5月病です。

諸行無常ケータイ

かたちあるものが、常に滅びる定めにあるように。



静かに。


ただひたすら静かに。



僕のケータイが壊れました。なんの前触れもなく突然に。




昨日まであんなに元気だったのに。


今年の冬なんて、一緒にスノボに行って、うっかり雪山に落として、

そのまま三日放置されてから無事に帰ってきたのに。




だから壊れることなんてないって思ってたのに。




でも。


今となっては、もう何も語らないし。



何もうつさない。


ただひたすらに深く冷たい、黒い画面。




へへへ、あっけないよね。

命ってさ。




という訳で、ショップに修理にいってきました(今日の内容ここから)

あ、ちなみに壊れたの二回目です。


前と同じ症状で、「設計起因ですねー」なんてまったりと談笑しながら必要事項に記入。


僕「代替機って貸してもらえるんですよね?」


店員「もちろん!」



僕は実は地味にこの代替機というのが好きでして。


新しいおもちゃにわくわくするのと同じで、

最新機種でないとはいえ、馴染みのないものを自分の生活に取り込む感覚が好きなんです。



さぁ今回はどんな機種かなーと思いを馳せ、待つこと数分。



店員「えっと、代替機はこれになります。」



といって差し出されたのがコレでした。



なごちゅう。-代替機1



なにコレ。


小学生の多機能筆箱のような佇まい。


えらい段差ついてますけど。





僕「これは・・・えっと、何段開くんですかね?」


店員「これはですね。」






なごちゅう。-代替機2




店員「これだけです。」





ふむ。


これはまた斬新な。


えっと、チェンジで。






と言いたかったものの、他の機種もぱっとしないので、

とりあえずコレで手を打ちました。


店員「修理完了は大体一週間後くらいです。」




新しいおもちゃはそれなりに楽しいですが、

やっぱり馴染みのあるものの大切さを感じます。


普段の生活で違和感なく使える物って、月並みですけど当たり前すぎて大切さに気づかないんだなぁ。




あぁ、そうそう。



僕「すいません。」


店員「はい?」


僕「スマートフォンの見積もり出して欲しいんですけど。」


店員「はい!!」




修理完了したら、ほどなく買い換えます。


いろいろ訂正すると、単純に僕がミーハーなんだろうってことです。えぇ。

おアツいのはチョメチョメ

熱くなる、というのは恐ろしい。



冷静さを忘れて、あと少しの深呼吸が足りないばかりに手痛い思いをしたりする。


UFOキャッチャーの落ちかけ(の様に見える)ぬいぐるみ然り。


キャバクラの落ちかけ(と錯覚する)おネェちゃん然り。


あと少しで当たりのきそう(と勘違いする)スロットに然り。



とにかく、冷静さがあれば。

下半身や欲望にまみれた心に渦巻く血流が、もう少し脳みそに行き届けば。


そう思ってはばからない訳で。



例えば仮に、家でトイレのドア開けたら知らない人がうんこしてても落ち着いて挨拶できるくらいの冷静さを身につけたいと思うのです。


そして、それに少しでも近づけるようにと、常日頃から冷静さを欠かないように努めてるつもりです。


そんな僕ですから当然、会社でもミーティングのテーブルの近くをOLがヒールをカツカツさせて通って行っても心は常にニュートラル。

チラ見で終わり。

あとちょっと匂い嗅ぐくらい。




しかしこのミーティングのテーブルで、通って行ったOLをせわしなく二度見、三度見をしてやまない人物が一人。



その人物こそ今日の主役、K係長(独身、推定50歳)、通称カメちゃんであります。



このカメちゃんというお方は、ビジュアルは前歯が全部抜けた状態のバナナマン日村で、

あとは少しキツめの加齢臭と謎の香水がミックスした南国(ホーチミンとか)の匂いを漂わせる妖怪のようなイケメンです。


これだけでも十分、日本プロレス協会ですら通用しそうな風貌なんですが、

それを超越する異常な凶悪さがカメちゃんのキレっぷり。


仮にカンニング竹山のキレぶりを1タケヤマとしたら、カメちゃんのキレっぷりは20,000タケヤマをはるかに超えます。


とにかく直ぐキレる。


業者に不手際があったらキレる。


身内にめんどくさいことが起きてもキレる。


箸が落ちてもキレる。



最近の若い子はよくキレて大変だなんて耳にしますが、

上には上がいる。


青年よ、カメちゃんを見習いなさい。


ほらまた電話口でまたキレてる。


ふむふむ。きっとコレはコピー用紙がないんでしょうな。




まぁなんというか。この際、何故カメちゃんがこれほどキレるのかはさして問題ではありません。

きっとカルシウムが足りてないからキレやすいんでしょう。前歯が全部ぬけてるのもきっとそう。


むしろ興味深いのはそのキレ方でしょうか。

カメちゃんのキレるメカニズムは簡単で、


①自分で話してる内にだんだんヒートアップしてくる(自己加熱)

②自分の大きな声に興奮してキレる(自然爆発)


この①⇔②を繰り返す、まるで核反応炉のような凶悪ぶり。他に類を見ません。




恐らくここまでの文章を読んだ9割の方は、カメちゃんをマジキチと勘違いされて、一緒に仕事がしたくないかもしれませんね。

えっと、賢明です。


しかし、残りの1割の方は「いやいや、きっとカメちゃんにも言い分があるんだ」とおっしゃるかもしれません。


キレるにはそれなりの理由があるはずなんだ、と。

無意味にヒートアップしてキレてる訳ではないはずだ、と。




いや、無意味なんです。残念ながら。


異常にヒートアップしていって、もう訳分かんなくなっちゃうんです。悲しいことに。




先日の事でした。

カメちゃんと、上司が言い争いをしておりました。


だんだんと二人の語気が強まり、ヒートアップしていきます。カメちゃんもすっかり自己発熱サイクルに突入し爆発寸前です。



あぁ、いく!カメちゃんがそろそろいくよ!!

と、まぁセリフだけ見るとなんとも卑猥な感じがしますが、今や爆発という瞬間、その刹那、先に爆発したのは上司でした。




上司「お前の今日の成果は会社の利益でなんぼになるんや!!」




うわキツー。


さすがにこれは萎える。カメちゃんドンマイ。今日は素直に引きますか。


といって引くようなキャラはせいぜい数100タケヤマレベル。20,000タケヤマは桁が違います。


言われた次の瞬間、既にカウントダウンに入ってたカメちゃんはやっぱりエクスプロージョン。





カメちゃん「利益ひゃ、ひゃ…百円やっ!!!」





うおおおおおおおおおおおおい。



百円んんんんん。







まぁなんというかね、やっぱり冷静さって大切だと思うんですよ。


冷静に考えられたら、自分の一日の働きの成果で、一本のジュースが買えるか買えないか、いややっぱ買えない。っていう不思議な自己評価に違和感を感じるかもしれないし、いややっぱカメちゃんなら冷静でも気づかないかもしれない。



とにかく、どんなときも、誰しもお熱いのはダメよ。ってことで。



家のトイレのドア開けたらうんこしてた知らない人に、挨拶はできなくても、

せめて精一杯の笑みを浮かべて、何事も無かったかのようにそっとドアを閉めてあげるような。


それでそのまま110番できるような。


そんな冷静さを忘れないようにしたいものです。




それではまた。


さよなライオン。